ローン

資産勘定とは

仮借対照表の資産勘定は大別して三つの資産に分類されます。この大別して三つの資産のうち、繰延資産は金額も少ないのが普通なので、一応無視することにして流動、固定資産を取り上げてみます。

この両資産の構成は業種によって大変な相違が存在します。商業の場合は流動資産が圧倒的に多く、固定資産は少ないのが通例です。

いうまでもなく、商社の活動は生産を伴いませんから固定資産といっても、せいぜいビルなどの有形固定資産とか有価証券などの投資が中心で、一方、流動資産としての商品の手持ちが多いのが普通の営業形態です。

消費者金融

これと対照的なのが装置産業といわれるもので、膨大な固定資産を持つわりには流動資産の少ない業種です。たとえば、電力とか鉄鋼あるいは化学工業などがその例です。この両極端の中間に電気とか化学繊維などがはいります。

こうした資産内容は、業種の性格により開きがあり、どれが優れているかということは難しい問題です。しかし、収益力からみると、固定資産が比較的少なく加工度の高い業種、たとえば自動車工業、家電品工業などは非常に優れた資産内容と言えるでしょう。