消費者金融

新規顧客獲得に貢献した無人契約機

1991年、施行された出資法改正により上限金利がそれまでの54.75%から40.0%に引き
下げられました。

当時、引き下げにあたって「上限金利引き下げによって多くのデメリットが生じる」として、各方面
に反対運動を展開していた消費者金融業界ですが、現在の金利感覚からすると滑稽に思えてくる話に
なってきます。

現在の上限金利は18.0%ですが、それでも大きな利益を上げているというのに、40.0%が死
活問題としていた当時の消費者金融業界は、いったいどれほど儲けようとしていたのか、疑ってしま
います。

そんな当時の金融業界でしたが、実際顧客も減少していたのは事実で、要因としては、高金利である
ことと、厳しい取り立て行為などが表面化したことによるイメージダウンなどがあげられます。

そこで起死回生の営業戦略として誕生したのが、自動契約機です。それまでは、現金自動支払機(C
D)や現金自動預け払い機(ATM)は設置されていましたが、自動契約機となると初めての試みです。

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無人契約機の仕組み

仕組みは、コンピュータとCCDカメラなどを通信技術と使って、音声や申込者の画像、本人確認情
報といった対面審査に必要な信用情報基本データを近くの店舗に伝送し、それを遠隔操作で自動契約
を行うというものです。

何のことはない、無人というだけでカメラで遠隔操作された対面審査のようなものですが、当時は無
人の個室で他人の目を気にせずに契約が出来るということで、一気に注目が広まったものです。

利用者の増加

最初に無人契約機を導入したアコムでは、自動契約機(むじんくん)を設置以降、売上げが倍近くに
伸びたと言われていますし、追随した他社も同様の結果を出しています。自動契約機の登場により、
消費者金融の利用者は急増したわけです。