ローン

ローン債権

現在のローン債券の所有者とは、世界中に散らばった投資家といえるでしょう。彼らは、個別のローンをまるごと所有しているのではありません。株式会社の株主同様、ローン債権全体の持分権を所有しているのが実態なのです。

しかも投資家は1人や2人ではなく、数十人、数百人で、かつ広く海外に散らばっています。投資家の代表として、ファンドの運用会社と交渉するにしても、運用会社の拠点であるニューヨーク、ロンドン、パリに行くための運賃を誰が支払うのでしょうか。

結局、借入者が現在のローン債権の所有者である投資家と直接交渉することは、事実上不可能なのです。

消費者金融

ローン債権はそれを管理する銀行に預けられています。しかし、銀行は支払い条件を交渉する権利をローン所有者から許可されていません。毎月の小切手を受け取るサービサーであれ、管理する銀行であれ、何かあれば、全て投資家に尋ねなければなりません。

また、ローンの支払いが止まったら、投資家に支払い遅延を通知し、事前の取り決めに従って競売を実施する義務を負うことになります。

それが現状の法的な義務なのです。だから、借り入れをした人の事情をいちいち金融機関が審査をする必要があるのです。