公的融資のメリット

低金利

公的融資の長期金利が民間の金融機関と比較して低いのは、その財源の大半が税金によってまかなわれているからです。政府系金融機関の金利は、そのときの長期プライムレートかそれ以下となっています。自治体の制度融資等では、中にはさらに低い金利のものもありますし、利子補給・保証料補填鮮度などがある自治体もあります。

固定金利制

公的融資の金利は、低いのみでなく固定金利制であることも大きなメリットです。それに比較して銀行などの民間金融機関は、短期融資を除き大半が変動金利制をとっています。つまり市場金利の変動に応じて返済すべき金利も変わってくるということです。

現在のような日銀のゼロ金利政策では、過去最低のプライムレートが維持されています。当面は超低金利に変わりはないでしょう。しかし、この政策が今後もずっと継続するとは限りません。景気が上昇し安定すればプライムレートも間違いなく上昇していきます。そうすれば、金融機関の金利もアップすることになるでしょう。

企業経営の資金計画にとって、この金利の変動は大きなリスクになってきます。その点でも公的金利は5〜20年の長期にわかって契約時の低金利が固定金利として適用されますので、経営の安定化に大きな役割を果たすことは間違いないでしょう。

見返り預金が不要

民間金融機関でお金を借りた場合、前に担保に入れた不動産が目減りしている場合、定期預金や積立預金をするように要求されます。これは法律的な強制力はないものの、実際には融資の見返りとしてなかば強制的な申し入れであり、返済不能になった場合には担保として差し押さえることができる担保預金でもあるのです。

いったん預金してしまうと、そのお金は自由に使うことができなくなります。しかし公的融資の場合は、民間金融機関を通した代理貸付であっても、このような見返り預金を要求されることはありません。